同じものを何周もする…という勉強法は本当に正しいのか?

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あれこれ手を出すのではなく、1つのものを極めるべきである。

このように言われることが受験勉強などでよくいわれます。

確かに、ある問題集や参考書だけをやる、というのだと不安になってきて、他のものにも手を出したくなる…という気持ちはよくわかります。

特に、本屋さんにいくと、参考書や問題集が山ほどありますから、あれもこれもやらなきゃいけないのか、と思ってしまいますよね。

でも、なんだかんだ、どの本も本質の部分というか、書いてあることは同じで、ただ説明の仕方とか、レイアウトとか、そういう個性の違いがあるだけなんですよね。

なので、基本的に一分野、一科目に対して、同じ本をやるので十分であって、これを繰り返すことが大事です。

しかし、大抵の本やサイトでは、繰り返すことが大事といいますが、どうやって繰り返すのかは触れられていないことが多いです。

雑な説明をするものでは、全部何周やれ(7回読めば大丈夫…とか)、英語だったら長文を30回読め、とかそういうものもあります。

実は、具体的な基準があったほうがわかりやすいので、それはそれで大丈夫な人はいいんですけど、理想をいえば、本当にその範囲を理解できるまで繰り返すのが正解です。

ただ、理解できているかどうかというのは、実は自分ではわかりにくいのです。そこで、僕が家庭教師をするときは、こちらから質問して理解を試します。授業でも先生に当てられたりすることはありますが、それを短時間で集中して行うので大人数の授業よりも効果的です。

もちろん、いつでも先生がいるわけではないので、自分で理解できたかを試すには、自分で自分をテストする必要があります(自分に甘くなりがちなのが普通ですから、ここは難しいところです)

たとえば、インプット、読むだけの勉強に偏る人は、理解したつもりに注意が必要です。そのため、アウトプット、問題演習をする→間違える→次は間違えないように直す
という過程を経る必要があります。

話がやや脱線してきましたが…

とにかく、繰り返すといっても色々なやり方、テクニックがあるわけです。回数を決めてやるのは、ある意味何も考えずとも基準がわかりやすくて良いのですが、無駄があったり、逆に理解できてないまま回数だけ積み重ねることになってしまうおそれがあります。


そこで、ただ繰り返すのに加えて、まずは2点に気をつけると良いでしょう。

1つは、先ほど述べたように、(本当の意味で)理解できるまで繰り返すこと、その際に自分をテストする作業が必要です(家庭教師によるサポートが役立つところでもあります)

2つ目は、何周か繰り返すたびに、同じように繰り返すのではなく、変化を加えることです。

たとえば、高校受験の数学の過去問で、一周目は順番に普通に解きます。そして、二周目には、一周目には出来なかったものから順番にやります。三周目には、もう一度全ての問題を解くにしても、過去問の各年度のうち、大問ごとに解く(たとえば、二次関数だけ一気に解く→平面図形を一気に解く…)など、様々なアレンジの仕方があります。
アレンジの仕方は人によって違うので、自分で考えたり、先生にきくと良いでしょう。

東大生家庭教師&予備試験受験生のブログ

東大法学部在学中 家庭教師をやりながら、2018年予備試験合格を目指す東大生のブログです。 主に勉強日記や予備試験論文過去問等の答案公開、勉強法について書いていきます。

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